活動紹介

第5回環境プラスチック研究会を開催しました!

2026820日(木)に第5回環境プラスチック研究会が開催されました。

本研究会は環境プラスチック汚染についてフランクな情報交換を目的としたもので、環境・食料ユニット海洋科学研究グループが中心となり、通年にわたって実施するものです。今年度からSocial Impact Framework SIF)枠組みとして、FS本部で開始した社会実装指向研究開発プログラムである「Environmental Plastics Research Complex (EPReC)」の中で継続しています。

今回は海洋研究開発機構の野牧 秀隆先生より、「海洋学の知見を活かした海洋生分解性新素材開発とその深海底現場分解実験」と題して講演を頂きました。

講演では、プラスチックの代替となる海洋で分解する新素材の開発に関して興味深いお話を聞くことができ、質疑応答も大変盛況でした。新素材を研究開発している研究者は、通常はラボワークが主戦場ですが、野牧先生たちと深海探査機しんかい6500に一緒に乗り込み、海底での試験の現場に立ち会うことで、より良い共同研究へと発展していくことが紹介されました。異分野融合研究では、互いの研究フィールドには立ち入らないことが多いですが、このような共同で取り組む機会がとても大切で、両者の研究の深いところでの理解につながることが示されました。また、講演では、多くの深海での作業風景の動画も紹介され、深海探査機での繊細なマニュピレーターの技に感心させられました。今後、このような代替新素材の社会実装に向けて、さらなる課題が待ちかねていますが、遠くない未来に私たちも手に触れる機会が出てくることを期待しています。そのために、この分野の研究開発がますます発展することが重要と考えられます。

次回の研究会については、FS本部のHPに開催案内を掲載いたします。

 

講演風景
質疑応答中の野牧先生