活動紹介

第3回海洋プラスチック研究会を開催しました

2023年12月18日(月)に第3回海洋プラスチック研究会が開催されました。

本研究会は海洋プラスチック研究に関する情報交換を目的としたもので、環境・食料ユニット海洋科学研究グループが今年から企画し、通年にわたって実施するものです。

第3回目の開催となった本研究会では、鹿児島大学より加藤 太一郎 助教をお招きし、「廃棄物からの180°転換、ナイロン資源化への挑戦!」と題して、これまで耐久性が高すぎるがゆえに焼却・埋め立て廃棄しかできなかったナイロンの資源化のアプローチにより、海洋プラスチックごみ問題の解決をはかる研究取組について講演いただきました。具体的には、既存の廃棄するしかないナイロンを酵素を用いたケミカルリサイクルにより資源循環をさせる手法と、リサイクル容易な次世代型ナイロンへの代替の提案について、ご紹介いただきました。

引き続いて、九州大学ネガティブエミッションテクノロジー研究センターから Dr. Yingjun AnとDr. Adchara Padermshokeにより、「Photooxidation and Fragmentation Behavior of Oriented Isotactic Polypropylene」、「Environmental Degradation of Polyolefins Containing Oxo-Biodegradable Additives」と題してそれぞれ研究紹介がありました。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

講演する加藤 太一郎 助教(鹿児島大学)