活動紹介

YKK 株式会社およびYKK AP 株式会社との共同授業「未来社会デザイン演習」を実施しました

九州大学の全学部・専攻の学生を対象に、未来社会デザインの方法を学び実践する授業(「未来社会デザイン演習」および「未来社会デザイン特別演習」)が、2023126日から8週に渡って行われました。

本演習はYKK株式会社およびYKK AP株式会社と本学との共同研究として実施したものです。CO2回収・変換技術が実装された未来社会の新たなシナリオを構想することを目的に、多様な専門性を有する学生たちが5つのチームを構成してアイデア発想からシナリオづくり、製品やサービスのデザインを行いました。シンクタンクユニットサブリーダーの尾方義人教授およびデザインディレクターの岡田栄造教授が指導を行いました。

初回の授業では、脱炭素ユニットの藤川茂紀教授による講義「ビヨンド・ゼロ社会実現に向けたムーンショットテクノロジーとその未来」が行われました。またYKK株式会社およびYKK AP株式会社から両社の事業紹介も実施されました。2回目の授業では学生によるアイデア発表とチーム編成が行われ、その後はチームごとにCO2回収・変換技術の新たな活用方法の模索を行い、複数のシナリオ案から一つに絞った後、シナリオの具現化と視覚化へと作業を進めていきました。授業の最終日となった2024年27日には、全てのチームが独自の未来社会シナリオとデザインを発表し、講評を受けました。 

授業の成果については、学内展示などの形式でも発表し、広く共有を図っていく予定です。

学生による最終発表の様子