シンクタンクユニットは、総合知の基本的考え方や戦略的な推進方策の認知度の向上を図るため、2023年4月21日(金)に内閣府と共催でワークショップをハイブリットにて開催しました。
第6期科学技術・イノベーション基本計画では、我が国が目指す社会像(Society 5.0)の実現に向けて、「総合知による社会変革」を推進することとしています。内閣府では、本計画を踏まえて2022年3月にまとめられた「総合知の基本的考え方及び戦略的に推進する方策 中間とりまとめ」を広く社会に発信するための取り組みをしており、「総合知で社会変革を牽引する大学」を目指す九州大学にて本ワークショップを開催することになりました。
九州大学 荒殿 誠 理事・副学長/プロボストから九州大学の取り組み現状なども含めた開会の挨拶があった後に、内閣府から、「総合知の基本的考え方及び戦略的に推進する方策 中間とりまとめ」に関してご説明いただきました。
九州大学における総合知の活用事例として、芸術工学研究院 池田美奈子 准教授から「いとしま免疫村のビジョンデザイン」、同じく芸術工学研究院 伊原久裕 教授、工藤真生 助教から「世界水泳福岡大会ピクトグラム関連」と題した講演を行いました。
引き続いて、社会的課題の解決に必要な総合知を生み出し、社会変革に貢献することを目標としている未来社会デザイン統括本部及びシンクタンクユニットの活動について尾本 章 副学長/シンクタンクユニットリーダーからKyushu University VISION 2030をもとに紹介いたしました。
最後に質疑応答・総合討論として参加者も交えて意見交換をしました。九州大学芸術工学研究院がこれまで培ってきた「デザインの力」や、理工学系や人文社会科学系の垣根を越えた分野横断的な各種組織の実績など、すでに多様な知を結びつける土壌がある九州大学の事例を通して、「総合知」推進のための「場の構築」や「人材育成」などについて活発に議論を行う場となりました。
ご参加いただきました皆様方、ありがとうございました。
当日、講演に用いられた資料等は下記よりご確認いただけます。
■内閣府「『総合知』の基本的考え方及び戦略的に推進する方策 中間とりまとめ」ご説明
-内閣府
■総合知の活用事例紹介①
(参考資料:いとしま免疫村ブックレット)
-九州大学芸術工学研究院准教授 池田美奈子
■総合知の活用事例紹介②
(参考資料:ピクトグラムとサインのデザイン展リーフレット)
-九州大学芸術工学研究院教授 伊原久裕
九州大学芸術工学研究院助教 工藤真生
■未来社会デザイン統括本部シンクタンクユニット活動紹介
-九州大学副学長・未来社会デザイン統括本部シンクタンクユニット ユニットリーダー 尾本 章