活動紹介

第3回シンクタンクユニット研究会を開催しました

2024419日(金)に、大橋キャンパスにて第3回シンクタンクユニット研究会が開催されました(オンラインも併用)。

シンクタンクユニットは、課題解決において、自然科学系や人文社会科学系の多様な領域にデザインの領域の知を加え、理想とする未来社会をデザインし、様々な社会課題の解決やそのプロセスデザインの提案を行うことを目指しています。

第3回目の開催となった本研究会では、サントリーホールディングス株式会社でチーフデザインオフィサーを務めておられる水口洋二氏をお招きし、「未来社会とアートディレクション」についてご講演いただきました。
大手飲料メーカーとしての様々な事例を紹介いただいた上で、
「一見非合理だからこそ新しい。合理性だけに囚われていると、次の未来は作れない」と話されました。

岡田栄造教授(シンクタンクユニット デザインディレクター)、尾本章教授(シンクタンクユニットリーダー)も加わってのディスカッションでは、地球環境問題への向き合い方や、大学の役割や可能性についても議論が交わされ、水口氏から
「少数派の意見や、言葉にできない直観的な感覚といった価値観が排除されていくと、人間は豊かさから遠ざかってしまうのではないか。SDGsや脱炭素といった大きな課題を考えるに当たって、そのチームに哲学者のような人がいるほうが良いのではないか。
 学生の皆さんには大学で、ものを多面的に見る力や、自分の軸を養ってほしい」という話がありました。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

水口洋二氏による講演
岡田栄造教授によるインタビュー形式のディスカッション
尾本章シンクタンクユニットリーダーも加わってディスカッション
会場の様子