活動紹介

第2回医療・健康ユニット研究会を開催しました

2023年12月4日(月)に第2回医療・健康ユニット研究会が開催されました。

医療・健康ユニットでは、超少子高齢社会において、少子化対策、健康寿命延伸、労働生産性の向上、未来の感染症への対応など健康安心社会の実現には、個々の医療・健康関連の研究成果の社会実装のみならず、DXで将来にわたりどのような社会変革を導くか、までを視野に入れた戦略の下で、疾患予測・早期発見、身体機能維持・遠隔医療、精密医療・革新的治療の3分野を中心に、医療研究シーズの発掘・移転や、質の高い臨床研究・治験の実施など、事業化・社会実装を見据えた取組を実施し、国家戦略特区(グローバル創業・雇用創出特区)の福岡市とも緊密に連携し、研究成果の社会実装を進めるというビジョン・目標のもと各取組を実施しています。

第二回目となる本研究会では「医療情報グループ」の取組紹介が行われました。
赤司 浩一副学長/医療・健康ユニットリーダーの開会の挨拶ののち、中島 直樹教授/グループリーダーによる司会進行のもと、2つの研究活動について紹介がありました。
九州大学病院アジア遠隔医療開発センター(TEMDEC)長を務める森山 智彦准教授からは、同センターにおいてCOVID-19による世界的パンデミック前に先駆的に構築していた遠隔医療システムを活用した世界と連携した教育活動の成果と展望について発表がありました。
九州大学病院メディカルインフォメーションセンターのIslam Rafiqul Maruf特任准教授からは、診療データを活用したバングラデシュをはじめとした発展途上国への医療支援のための研究活動についての紹介と今後の日本をはじめとした先進国における災害時の医療アプローチへの展望について発表がありました。

限られた時間の中ではありましたが、研究分野を超えた学内からの参加者も多く、意見交換も活発に行われ、有意義な会となりました。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

【当日のスケジュール】
12:00-12:05 開会挨拶 :赤司 浩一(副学長、医学研究院長)
              医療・健康ユニットリーダー
12:05-12:10 演者紹介 :中島 直樹(九州大学病院メディカルインフォメーションセンター 教授)
              医療情報グループ・グループリーダー
12:10-12:30 プレゼン①:森山 智彦(九州大学病院国際医療部 准教授)
12:30-12:50 プレゼン➁:Islam Rafiqul Maruf(九州大学病院メディカルインフォメーションセンター 特任准教授)
12:50-13:00 質疑応答

第3回以降の企画についても本サイトにて情報を更新していきますので、ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしております。

中島 直樹教授/医療情報グループリーダー
森山 智彦准教授/九州大学病院アジア遠隔医療開発センター長
Islam Rafiqul Maruf特任准教授