2025年9月10日(水)に第1回環境プラスチック研究会が開催されました。
本研究会は環境プラスチック研究について、ざっくばらんな情報交換を目的としたもので、環境・食料ユニット海洋科学研究グループが中心となり、通年にわたって実施するものです。今年度から、Social Impact Framework (SIF)構想の下、FS本部で開始した社会実装指向研究開発プログラムである「Environmental Plastics Research Complex (EPReC)」の中で、継続しています。
「海洋」プラスチック研究会から、「環境」プラスチック研究会と名称を変更後、初の開催となった本研究会では、早稲田大学の大河内 博 教授(理工学術院 創造理工学部)より、「マイクロプラスチック大気汚染の実態:健康と気候への新たなリスク」と題して、講演を頂きました。
非常に微量な大気中マイクロプラスチックの計測に向けた精緻な手法の開発や、健康リスクを考慮した医学系研究者との今後の共同研究についてなど、大変興味深いお話を伺うことができました。また、大気と海洋のつながりによる地球規模でのプラスチック循環の問題については、今後国際的な研究の進展が不可欠であると強く感じました。
さらに、学生を伴って富士山頂で行われた過酷なサンプリングなど、現場の生々しい研究状況も紹介いただき、若手研究者がこの分野で今後ますます活躍し、研究が大きく発展していくことを願わずにはいられませんでした。
次回は、10月22日にGyeongsang National UniversityのWon Joon Shim博士に講演いただく予定です。追って、FS本部のHPに開催案内を掲載いたします。