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網膜形成を担う網膜前駆細胞の分化・再生機能を長く維持するための因子を特定 クロマチンの構造変化を制御する酵素が、遺伝子発現を安定化していた ~網膜再生研究への応用に~

未来社会デザイン統括本部、医療・健康ユニット/幹細胞制御グループメンバー中島 欽一教授(医学研究院)らの研究チームは、網膜の発生期に、神経細胞や視細胞などの細胞に分化する網膜前駆細胞(RPC、注1)の働きを持続させることで、網膜形成に重要な役割を果たす酵素Setd8(注2)を初めて明らかにしました。

本研究成果は、国際学術誌「Stem Cell Reports」に2026年1月29日(金)午前11時(米国東部時間)に公開されました。

注1 網膜前駆細胞 (RPC):
発生期の網膜に存在する未分化な細胞で、将来、視細胞や神経細胞、ミュラーグリア細胞など、すべての網膜細胞のもとになる細胞。分裂を繰り返しながら、決まった順序でさまざまな網膜細胞へと分化する。

注2 Setd8:
ヒストンH4の20番目のリジンに一重メチル化(H4K20me1)を施す酵素。この修飾は細胞の増殖やゲノムの安定性に関与しており、網膜前駆細胞の性質維持に重要な役割を果たしている。

詳細は、こちらをご確認ください。

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