活動紹介

高速原子間力顕微鏡が捉えた乳癌治療薬フルベストラントの新たな作用

環境・食料ユニットで展開しているSIFプログラムであるEnvironmental Plastics Research Complex(EPReC)に参加している松島綾美 教授(理学研究院)らのグループは、金沢大学ウォング教授らと共に、乳癌治療薬フルベストラントが結合したエストロゲン受容体α(以下、ERα)分子の「かたち」と「動き」を、高速原子間力顕微鏡(以下、高速AFM)でリアルタイムに可視化することに成功しました。ERαは、女性ホルモンであるエストロゲンを受け取って遺伝子の転写を制御する核内受容体で、乳癌の進展に中心的な役割を果たします。今回の研究により、フルベストラントが受容体を分解へ導くために、その状態と動きそのものを変える薬であることを示し、次世代の乳癌治療薬開発に新たな指針を与えると期待されます。

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